3時間の帰省

気乗りしないまま、父が入院している病院を訪ねた。
集中治療室から個室に移って一週間ちょっとの
父を目にして、ショックだった。
痩せたし、肌色が白い。
ぐっと老けたようにも感じた。

話をしていくうちに
だんだん血色がよくなっていったので、ホッとした。
腹部大動脈瘤の大きな手術跡も、
全身麻酔が切れたあとの幻覚症状も、
先生がしてくれた重い説明についても、
笑い話にしている父と母。

子供のころ、仲のいい両親像を見ていない私にとって、
初めて目にする光景だった。
この人たちはお互いを大切にして、
お互いに愛を注いでいる。

父のお見舞いをしにふるさとに帰ったのに、
教えられることばかりだった。
タバコと塩分は血管をボロボロにすること、
現代の医学のすさまじい進歩、
若いうちは想像できないが、
歳を重ねると体に負担がきて
誰かに助けてもらえないと生きられないこと、
そして、そのときに悔いのない人生を送ることの大切さ、
一生を添い遂げるとはどういうことか。

帰ってよかった。
心からそう思える、3時間の帰省だった。

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幸いの竜フッフールのように希望を持って生きたい、丙午の人。

■自然が好き(動物・鳥・虫、植物、宇宙、天然石)
■音楽が好き(アマチュアヴァイオリン弾き)
■美術が好き(デッサンを習っていました)

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