判断ミスでした

エキストラなんて引き受けるんじゃなかった。

練習に参加する回数は少なくて済んだが、
なにしろ練習場所が遠いので
貴重な休日の時間を7時間もとられるし、
交通費もかなりかかる。

指導者のやりたい音楽は納得できるが、
あまりにも演奏レベルがひどい。
自分も弾けない部分も多いが、
なんだかみじめな気分になってくる。

毎週日曜日の13時には
子どもを発達支援センターに
連れて行かなくてはならないので、
土曜日に7時間もの時間をとられるのはつらい。

こんな音楽でいいのか?
違う。
ストレスがたまるが、お手伝いの身なので
何も言わない。

あと2週間の辛抱。
こんな時間の使い方はいやだ。
子どもの世話の心配のない食事会とか
展覧会とか演奏会とか、
そんな時間の使い方をしたい。

演奏会の前日に

明日は演奏会である。

2009年の3月から活動している団体。
音楽的に学ぶことがたくさんあった。

音楽を学ぶには、いろいろな方法がある。
世界的な指揮者や演奏家と共演することで
その人の音楽観に触れて刺激を受けることもあれば、
古いメソッドを教え続ける教育者の話を
ありがたがって聞くことも学ぶことだろう。

しかしここで学んだことは、
音楽の解釈の仕方とそれを実現するための手法、
身体をうまく使う最新のメソッド。
これらを知ると、
自分なりの表現を考えられるようになるのだ。

後悔のないよう、
それぞれの作曲家の音楽の世界を理解し、
どっぷり浸り、
楽しもうと思う。

癒された昼休み

アークヒルズで働くようになって2か月半。

昼休みにサントリーホールの前を通るたび、
10年以上前に聴いた演奏会のことを思い出したり、
お店を見ては昔の記憶がよみがえったり。

建物やお店はずっとそのまま。
人だけが、たえず変わっていく。

居場所のないランチタイムにふと入った書店。
流れてくるクラシック音楽に、動けなくなる。
訪れたことのない土地の美しい景色。
美術の情報。
演奏会や演奏家の情報。
それらを聴いたり目にしたことで、
ほんの短い時間だったけれど、心救われた。

大好きな曲を演奏できる日

中学生のころ、ベートーヴェンの「運命」の
第3楽章から第4楽章を聴いて、
自分は何にでもなれると思っていた。
今はもう更地になっている、
あの頃住んでいた部屋が目の前に広がる。

高校生のころ、チャイコフスキーの
「眠りの森の美女」のワルツを、
大好きだったフィリップ・ジョーンズ・
ブラス・アンサンブルの
チューバ4重奏で聴いた。

大学3年のころ、吹奏楽で
グラズノフの「四季」の秋を演奏して、
なんて美しい曲なんだろうと思った。
そして、寮の夜間ハイクの末に着いた
明け方の大洗の海で、この曲が頭の中で流れた。

その3曲を、今日演奏する。
楽しくないわけがない。
がんばります!

産前最後のコンサート出演

産前最後の演奏会が終わった。

やりたい音楽の方向性が合う団体で
前の席で弾けることは幸せだった。

今回、自分が所属しているもう一つのオケから
4人のメンバーをお誘いして出演していただいた。
そのみんなが「参加してよかった、おもしろかった!」
と言ってくれた。
そして、演奏会を主催している側からは
「いい方々を連れてきてくれてありがとう」と
感謝された。
これは本当にうれしいことだ。

少し前、楽器を弾くことがいやになった。
やらなきゃいけない曲がいつも目の前にあり、
好きでもない作曲家の好きでもない曲を、
とにかく義務を果たすために練習しなきゃならない。
その状況がつらかった。

やらなきゃいけない曲から解放されたとき、
果たして自分はヴァイオリンを手にするのだろうか
とすら思った。
出産・育児という大きな渦のなかで、
楽器から離れていってしまうかもしれないと感じた。

しかしそれは、
「ヴァイオリンを弾くことが好きで好きでしょうがない」
という人たちから遠ざかることで解決できた。

ただただ楽器を弾くことが楽しい・気持ちがよい、
という時期は過ぎた。

いまは、自分が心から弾きたいと思う曲を
無理せず自然に奏でたいと思う。
自分のために、あるいは、夫と二人で演奏したくて、
あるいは、子どもに聴かせたくて。

J.S.バッハの「ヴァイオリン協奏曲第1番」の第2楽章。
この、絶妙な陰影の移り変わりと救いのある世界の
長いフレーズを音楽的に弾けるようになること。
これを今後の目標に、
自分のために楽器を奏でたいと思う。

ジレンマ

スマホより。

あまり大きな声では言えないが、
医師から静かめに過ごすよう言われ、
会社を休んだり
タクシーを使いまくったりしているのに、
練習にだけは参加している。

しかし、体調を気遣って
横になってばかりいるので、
とにかく個人練習ができない。

今日の練習では自分だけ弾けていなくて
本当に悔しかった。
情けない。
しかし、やっぱりお腹が重いので、
とても練習したいが
今日もこれから横になるしかない。

同じパートのもう一人は
すごく上手で音量もあり動きも大きいので、
このままでは、
私は完全に引き立て役になってしまう。
それはどうしてもいやだ。

いったいどうしたらいいのか。

私の音楽の原点

年末に、私と同じ都道府県出身の方と
お会いする機会があった。

彼女は高校からヴァイオリンを始めたらしい。

その高校の管弦学部は、ヴァイオリンは初心者お断り、
それでも定員に満たなかった場合は
初心者に調音とソルフェージュの試験を課し、
ヴァイオリンを構えさせてどのぐらい保っていられるか
時間を計るテストを行うそうだ。
結果的に、小さい頃からピアノをやっている方ぐらいしか、
初心者は楽器を手にできないらしい。

その都市にある、テレビ局が持つジュニアオーケストラも
オーディションがあり、
上手な小学生たちに交じって
一流の指揮者やソリストと共演したそうだ。

一方、私の住んでいた地方都市は
どの小学校にも器楽部があり、
みんな初心者でヴァイオリンを始める。
「友だちと一緒に合奏するのって楽しい!」
というところから音楽体験が始まる。

市のジュニアフィルもあるが、
こちらはの指導者は
小学校や中学校で音楽を教えている学校の教諭たち。
初心者も多かったが、のんびり楽しく音楽ができた。

彼女が住んでいた土地のオーケストラは
エリート意識が高いなあ、と思った。

同じ都道府県にありながらも、
私が住んでいた土地の音楽はおおらか。
そして今では「音楽都市」として街を盛りあげている。

母校の合唱部もずっと日本一だし、
ある中学校の管弦学部の演奏をたまたまラジオで聴いたという
夫のヴィオラの師匠は、
「透明感があって、絶対ヨーロッパのオケかと思った」と
大絶賛していた。

郡山に生まれ育って、本当によかったと思っている。

素晴らしい演奏会と反面教師

5/31は、平日の夜に練習しているオーケストラのつてで、
素晴らしい演奏会を聴いた。

サントリーホール、ベルリンフィルの弦楽器メンバー、
楽器はストラディヴァリウス、
そして2Fの1列目といういい席。

素晴らしい表現というのは
引き算から作られると最近よく思う。
これでもか、という厚塗り表現ではなく、
聴く方の背筋も伸びて、呼吸さえもできないような
緊張感のあるpp。
その世界こそが、超一流の音楽家が作れるものだと思う。

演奏会が終わったあとに、そのオケのメンバーたちと
合流して食事をした。
そこに来ていた48歳ぐらいの女性が
オケへの文句を熱く語っていた。
正直に言って、引いた。
文句を言う人の顔は美しくない。
文句をのイントネーションは全く心地よくない。

我が身を振り返る、いい機会だった。
文句は美しくないし、何も生まない。
私はそんな歳の重ね方はしたくないと、切に思った。

演奏会終了

今年最初の演奏会が終わった。

好きな曲ばかりだったが、
本番中に音楽の世界が楽しめない、
自分としては最悪の演奏会だった。

理由は、
手を抜いていたつもりだったけれど
朝の個人練習とリハーサルで
集中力を使いすぎたことと、
隣で弾いた人が
デリカシーのない弾き方をするので、
がっかりした気持ちになりながら
演奏したことだ。

やっぱり私はオーケストラには
向かないのかもしれない。

たくさんの人に見られているという
緊張感は全く持てないし、
ましてや人にいいところを見せてやろう
なんて意識もない。
あるのは、私と、作曲家が書いた楽譜
(作曲家の音楽の世界)。
だから、デリカシーのない音で
その世界を壊されたくないと思ってしまう。

すべてのオーケストラ活動を
休みたい気持ちになった。
もちろん、室内楽はいいのだが、
複数人で1つのパートを弾くのは
音楽の方向性が合っていない限り、
本当につらい。

最近入ったヴァイオリンのメンバーが、
別のオーケストラでご一緒していた
ヴァイオリン弾きと
大学オケ時代にコンマス&セカンドトップ
という関係だったり、
エキストラのトロンボーンのプロが
私のジュニアフィル時代の仲間と一緒に
演奏していたり、
この世界は本当に狭いことを
またしても実感した。

好きな音楽

携帯より。

この数か月、
ウィーン・フィル、
パーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィル、
カルミニョーラとヴェニス・バロック・オーケストラという
楽しい演奏を聴く機会に恵まれた。

その中で感じたのは、
やっぱりバロックは楽しい!ということ。

ロマン派もいいのだけれど、
それよりも、自由で情熱的であり、祈りを感じる曲もある。
人間の五感に素直にマッチしている気がする。

楽譜上はシンプルでつまらなく思えるかもしれないが、
演奏次第では、ものすごくおもしろいものになる。

私の好きな音楽の世界である。
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
月別アーカイブ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
プロフィール

Fuchur

Author:Fuchur
幸いの竜フッフールのように希望を持って生きたい、丙午の人。

■自然が好き(動物・鳥・虫、植物、宇宙、天然石)
■音楽が好き(アマチュアヴァイオリン弾き)
■美術が好き(デッサンを習っていました)

FC2カウンター
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる